大手企業は負け組か?某完成車メーカーで2年働いてわかったこと!

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大手企業は負け組かなのか?新卒採用から某完成車メーカーで2年働いてわかったことを本記事ではリストアップします。大手企業に入社したが現実と理想のギャップを受け入れることができない方々が感じている負け組について説明します。

大手企業は負け組って本当?そう考えてしまう理由の1つ目はこれ!

大手企業は『負け組』かについては個人のさじ加減にもよる部分があるため、一概にはNoですが
少なくとも筆者は大手企業に入って負け組とはっきり体感しました。なぜで負け組と感じたかと言うと、まず入社した企業が『静岡県西部』を拠点としていたからです。大学院までずっと関東で過ごしていた温室育ちにはカルチャーなどの違いと受け入れるハードルが高かったということです。新卒採用の面接時にもこれが原因で退職する一般社員が多いとの話をうかがっていましたが、例外に漏れず同じことが筆者にも当てはまってしまいました。どのくらい負け組かということは、例えば、

『会社の寮(特に工場がある拠点)にベランダもなく、また和式便所であり、刑務所の ような作りだった』


『持ってきたマットレスが2週間もしないうちにカビで真っ黒に変色してしまった』

『特に工場がある拠点の寮は養豚場が近くにあるため、布団はおろか洗濯物もまともに干せなかった』

でしょうか。


関東育ちには特に静岡西部の独特の雰囲気が漂う文化には適応することが難しかった。ということが挙げられます。

実際、筆者が在籍していた部署の先輩も同じことを言っており、実際6~7年目くらいで転職される方が多かった印象です。

筆者は入社して2か月の段階で既に嫌気がさしてしまったため、同期に転職するとアナウンスしていました

大手企業は負け組と考えてしまう理由の2つ目は『これ』!

大手企業は負け組と感じてしまった理由の2つ目はズバリ『仕事内容』でしょうか。配属された部署内のチームがすべて社内で完結してしまうような仕事であったため、アグレッシブな性格の筆者には全く合わなかったことが主な原因です。

筆者は開発部隊のベンチ試験チームに配属されてしまったため、出張も全くなく非常に退屈な日々を過ごしていました。特にCAD研修後に行われる試験においては、同じ部署内の同期の中では断トツの最下位だったくらい、モチベーションは低下していました。

また、個人単位の部署異動はほとんど認めてもらえない典型的な日系企業のスタイルに筆者が全く合っていないことも一因でした。

こうした2つのマインドセットによって入社2年目の年末あたりから転職活動を開始することになりました。

大手企業は負け組という『負の感情』をカバーしてくれる考えはこれ!

大手企業は負け組なのかと常々筆者の中では思っていても、これだけは本当に救われていました。

それは『同僚の人当りの良さ』です。特に開発部隊の先輩方は面倒見のいい方が非常に多く、筆者のトンチンカンな質問をよく汲み取って、筆者が最大限理解できるような回答を下さる方や気付きを下さる方が多かったのを覚えています。

また、筆者が抱えている悩みを忘れさせてしまうくらいオモシロ可笑しくしてくれる、明るい先輩方が実験チームには多かったことも救われました。特に実験チームの飲み会は大変盛り上がることで有名で、おバカな筆者も先輩方に負けず劣らずドンちゃん騒ぎしていた記憶があります。特にプライベートでも会社の先輩方、同期と遊んだ記憶というのは、3社在籍していた中でこの会社だけだったと記憶しています。それだけ、社員同士仲が良かったことを記憶しています。

大手企業は負け組は本当なのか?『アレ』優先であればホワイトにも?

大手企業は負け組なのかというのは、個人のさじ加減です。しかし、人間関係が良い会社に入りたい、対人関係を優先と考えているのであれば、もしかしたら勝ち組になるのではという考えもあります。

もちろん仕事を詰めすぎて、自分自身を追い込んでしまうのは精神衛生上よくありませんが。筆者が在籍していた某完成車メーカーは平日深夜まで飲んで次の日も二日酔いで出社しても、何も文句は言われませんでしたので、かなり緩い会社ではあるかと思います。(私が在籍していたチーム自体、かなりまったりしており、非常にホワイトでした。もちろん部署やチームごとでまったく異なりますので、あくまでもご参考までに。)

大手企業は負け組かということを考える前にやれることを効率よく!

いかがでしたでしょうか?新卒入社3年以内の退職率は33%とも言われていますが、私もその例に漏れませんでした。大手企業は負け組かということを考える前にまずは自分がその会社に入って何をやりたいのか、その会社で何を実現したいのかを想像することが第一歩です。筆者のように負のマインドセットにとらわれることなく、自分の軸を決めて後悔のない選択をお勧めします。

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