アプリケーションエンジニアという職種について、これはある企業の転職募集要項によく見られます。しかし、これだけではどのような業務を行っているかわかりません。ここでは、アプリケーションについてわかりやすく説明します。
アプリケーションエンジニアとは?『これ』という定義がありません!
アプリケーションエンジニアとはどのような業務を行っているか、という定義について説明します。企業ごとによって業務範囲が異なりますが、基本は『何でも屋』です。
基本的には外資系企業によく用いられるケースが多いです。理由は外資系企業の日本拠点が開発権限を持っていないということが多いため、いわゆるコア開発が行われていないというのが1つです。コア開発とは一連の部品から構成させる電子部品・メカ部品・ソフトウェア構築・システム開発・実機開発などを指します。
この場合は基本的に、客先の窓口は各プロジェクトのリードエンジニア(日本企業でいう主任レベル)が行います。しかし、アプリケーションエンジニアのメインは外資系企業によって多少の違いがあるとはいえ、客先および開発本国の窓口(開発調整業務)で、コア開発は二の次というケースが多いのが実情です。
アプリケーションエンジニアは『あるケース』になることが多い…
アプリケーションエンジニアは組織体制が脆弱である場合、本来の業務内容から外れたことを行うケースが多々あります。一言で説明すると広く・浅くですが、裏を返すと『中途半端な業務』ということにもとらえることができます。
例えば、開発にあたって必要なものを購入するにも自ら代理店を探し、見積もりを取得して、購買にて購入して良いかどうかなどを行うこともあります。開発のためのコスト確保も自ら行うケースもあるため、本来に業務に沿った内容に注力できないというケースも多々あります。こうした例からアプリケーションエンジニアは客先および開発本国の窓口、コア開発のビルドアップなど業務内容が広いということが分かります。
一方でコア開発で開発のレベルを上げようとしても、開発本国から協力的な姿勢が得られない場合、業務の深堀が難しいです。したがって、開発レベルの拡大を行うことができません。
アプリケーションエンジニアというワードをみたら『アソコ』に聞け
アプリケーションエンジニアというキーワードを転職活動をする際に拾った場合、初めに『人材紹介会社』へ問い合わせてみることから始めることをすすめます。
最初の場合は、この単語だけを見てもわからないこと・情報不足のケースが多いからです。ある程度の情報を聞き出すことはできます。ただし、リクルーターも企業からの採用報酬を目的にしか対応していないことも多々あるため、自らが意図しない会社を紹介されないように注意する必要があります。もし、最初から外資系企業狙いでコア開発を行いたいのであれば、その内容をリクルーターにしっかり伝えておく必要があります。分かる範囲での見分け方とすれば、外資系企業が日本の企業を買収している場合は、生産拠点や開発拠点が存在することが多く、製造部品によってはコア開発に携わることができます。アプリケーションエンジニアといっても、募集要項からは業務内容の全容を把握することは簡単ではありません。
アプリケーションエンジニアという職種について理解できたのなら
アプリケーションエンジニアは広く浅く、裏を返すと中途半端な業務です。事前に転職活動の際に入念な情報収集が必要です。このようなギャップを持つことがないように、充実した転職活動を行いませんか?
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